教えて！住まいの先生

私も築３３年のアパートを経営しています 親からの相続です
２ＤＫの４世帯、一室５万で貸しています 今現在１世帯空室です
ローンは完済しています
築３０年でリフォームしました
築５０年で解体し、建て直そうと考えています
リフォームと言っても大きく間取りは変えず、畳の部屋のままです
２ＤＫと言っても実質１ＬＤKとなっています
お風呂、トイレ、洗面台、キッチン、照明、壁紙、給湯器は一新しました
追加でカメラ付きインターフォン、宅配ボックス、を付けました
洗面台はシャワー付き、照明はＬＥＤ、壁紙はペット可で上下セパレートにしました
それでも賃料据え置きです
理由は需要と供給のバランスを考慮した結果です

築３０年以上経つと入居者の検索から漏れ、選択肢にすら入りません
新築や築浅の物件に流れて行きますので、待っていても決まりません
写真を綺麗に撮って貰っても検索から漏れるので見て貰えません
ですので、不動産屋にお願いして内見をして貰っています
実際に見て貰わないと良さが分かって貰えません
新築と変わらない内容なので、値段が安いとの理由で入居が決まりました
空いている部屋は３月末退去だったので時期も悪く半年空いていますが
不動産屋からは「手応えは良いです」と内見の感想は良い様です
が、やはり木造２階建てより、鉄骨２階建てや築浅に流れる様です

ここからが本題です
「どうしたら入居者がきてくれるでしょうか？」
に対しての回答として
「部屋を探してる人達が住みたいと思う部屋を提供していれば来ます」
となります

「そんなの当たり前だろ！」と思うでしょうがなかなか難しいのです
私もリフォームする前はアパートに住む事を考えた事が有りませんでした
自宅があるので不便を感じた事が有りませんでした
築３０年経って入居が決まり辛くなったので
思い切ってリフォームする事にしました
建て替えも考えましたが費用対効果を考え、リフォームを選択しました
結果的に正解と思いました
お風呂もトイレもキッチンも最新ですので便利です
自宅より住み心地が良さそうだと感じました
同じ屋根の下に他人が住んでいるので良いはずがないと思うでしょうが
アパートはそれが前提なのだと改めてですが感じました
自分が住みたいと思う視点が欠けていました
自宅住みではなかなか気が付かない視点が多く存在しました

私にとっては親から相続した賃貸アパートですが
入居者にしてみれば自宅です
オーナーとして考えれば収益物件ですのでお金が儲かる事が良いのですが
もし自分が住むと考えれば逆に得だと思わなければ住まないですよね？

入居が決まらない理由の一つに
オーナーと入居者の思惑の不一致が上げられます
オーナー的にはお金を掛けずに入居者に来て欲しい
入居者的にはお金が掛かっているけど安くて良い所に住みたい
両者の思惑が合致しなければ賃貸業は成り立ちません

・賃料を下げて不便を我慢して住んで貰うのか？（決まらない可能性あり）
・賃料そのままで快適に住んで貰うのか？（決まる可能性あり）
この選択をしないといけない時期に差し掛かっていると思いませんか？

アパートを守るには入居者の協力が必要です
居心地の良いアパートなら自然に入居者は来てくれると私は信じています

約１年間空き部屋でしたが、リフォームした途端に入居が決まりましたので
損して得しろでは無いですが、有る程度の出費は計画的にした方が良いです
中核都市なら人口も多く需要は有るでしょうから
賃貸業として長く経営するのであれば、積極的な投資も視野に入れた方が結果的に儲かると思います

なにかしらの参考になればと思い書き込ませて頂きます。

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