教えて!住まいの先生

Q 耐力壁について質問です。 現在新築を検討しており、予算を抑えるために、構造用合板から筋交いの数を増やして対応する案をもらいました。 そこで質問です。構造用合板と筋交いのメリット・デ

メリットを教えて下さい。耐震性や耐久性等はどう変わってくるのでしょうか?
また、断熱材を発泡ウレタンのフォームライトSLを施工する予定です。構造用合板と筋交いとでは相性や施工性、効果等はどちらが良いのでしょうか?
ご教授願います。
補足

出来れば建物の性能は落としたくありません。建築会社は筋交いのみに変更しても筋交いの数を増やせば耐震性には問題ないと言われました。
筋交い及び合板と発泡ウレタンの見解もいただけると助かります。
よろしくお願いします。

質問日時: 2018/5/5 20:22:27 解決済み 解決日時: 2018/5/20 04:54:24
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ベストアンサーに選ばれた回答

A 回答日時: 2018/5/20 04:54:24
大阪で設計事務所をしています。

筋交いのみで構造検討されるのは私見ですが賛成出来ません。特に法律で基準が定められている訳ではないのですが、耐力壁全てが一つの構造で構成されていると、一つの周波数で共鳴してしまい、建物の倒壊につながる恐れがあると考えます。

TV放送などでキラーパルスと云う言葉をお聞きになった事はありませんか?

地震の震動周期が1~2秒間隔程度の揺れが、木造住宅では共鳴し易く倒壊件数が増えるとされています。同じ震度7でも阪神大震災で木造倒壊例が多く出て、東日本大震災では倒壊例が少なかったのは、この振動周期の違いによるものです。
阪神大震災では共鳴を起こし、東日本大震災では共鳴しなかったのです。

耐力壁を一種類にしてしまうと、一定の周波数で共鳴を起こした場合、他の要素で家を守ると云う手段が無くなってしまいます。
合板と筋交いと云う固有震動周期の異なる耐力壁をバランス良く配置する事により地震に強い家が出来ると考えます。

吹き付け断熱であれば、合板・筋交いによる性能の違いは無いかと思います。
合板があった方が施工はし易いかとは思いますが。。。
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A 回答した人: 林 清隆 さん 回答日時: 2018/5/9 22:35:14
専門家
はじめまして、ホームインスペクション(住宅診断、住宅検査)を行っています、建築士の林と申します。どうぞ宜しくお願い致します。

構造用合板⇒筋かい、でコストが下がるとのことですが、

・外壁下地についても構造用合板をなくすということでしょうか?外壁下地には面材があったほうが断熱材や防水層の施工が精度良く行えるため、残したほうがよいと思います。逆に、外壁に筋かいがあると断熱材は施工しにくくなります。

・熊本地震の被害から、筋かいの問題点が認識されたように思います。一方、面材耐力壁の問題点は特に指摘されていないように思います。もちろん、筋かいが基準を満たさないということではありませんが、基準を満たすための仕様ではなく、本当に大きな地震が、さらに2回来たときの備えとして、筋かい、面材、それぞれの特徴について情報収集されてもよいと思います。

・面材耐力壁はたくさんの釘で固定しますが、その施工品質を確保することはなかなか難しく、構造チェックを行うと大掛かりな補修が必要となるケースもあります。とはいえ工場でのパネル化や接着工法はハウスメーカーを決めることとほぼ同義ですし、なんとか現場での品質確保をするしかありません。構造チェックには自分で選んだ検査員を入れることをご検討下さい。

以上をご参考にされてみて下さい。
私見ですが、筋かいは全く無くしてしまってもよいと思います。いずれにしても耐震等級3は死守、もし別にそこまでは必要ないという業者さんなら、性能重視の建主さんとは基本認識が大きく異なるように思います。

断熱材については、

・断熱性能/コストを高性能グラスウール16Kときちんと比較した上で、
・施工性(断熱性能・気密性能を確保しやすい)に優れたウレタンフォーム
・耐火性能に優れたグラスウール

このあたりをどう評価するかだと思います。

ご参考になれば幸いです。
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A 回答日時: 2018/5/6 08:26:12
①、耐震性を高めるには、木造2×4工法の構造用合板筋かい壁が最適
でお勧めす。その理由は、2×4工法の良さと高断熱欠損もなく、気密
性も高めます。何れでの筋かいでもX,Y方向とも1.50倍以上で剛性率

0.6以上、偏心率0.3~0.15で捻じれの少ないことが大切な基本です。
単に筋かいを増やせば良いなどの住宅会社の建築士の助言は意味なし。
地域「外皮計算」以上の次第でウレタンは白蟻に弱点で、グラスウ-ル
をお勧めです。各職人や現場監督の能力もあるが先ずは計算数値です。

②、JAS規格品構造用合板ならば、自然木材の筋かいよりは不具合は、
少ないので比べる以前の問題です。外壁をJSA構造用9㎜N50@150は、
倍率2.5と他は自然木材45×105で処理が地震での壁剥離が少ないです。
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A 回答日時: 2018/5/6 07:06:30
①全体の費用を抑えたいのであれば、まずは値段の高い「現場発泡ウレタン」は止めて、「高性能グラスウール」にするか? 「ロックウール」に変更する事をお勧めします。

②「筋交い」の場合、使う木材の質そのものを、余り気にしていない建築会社が多いのですが、「大きな節(死に節は勿論、生き節でも問題ありです)」があったり、木目が悪い木材では本来の耐力はありませんので、厄介なのです。

その点「構造用合板」であれば、使う釘とその「ピッチ(釘の間隔)」だけが問題になるだけなので、管理が簡単なのです。


「補足」があれば「追記」が可能です。
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A 回答日時: 2018/5/6 01:42:25
私も工務店さんの意見に賛同します。

●まず筋交いと構造用合板の壁倍率を比較した場合、筋交いの入れ方次第で、構造用合板と同等又はそれ以上の耐力壁を確保する事は可能です。

構造用合板9mm……………………壁倍率 x3.0
筋交片面 30x90……………………壁倍率 x1.5
筋交たすき掛け 30x90……………壁倍率 x3.0
筋交片面 45x90……………………壁倍率 x2.0
筋交たすき掛け 45x90……………壁倍率 x4.0

●次にフォームライトSLと透湿抵抗値比について。

合板を使った場合には、合板が水蒸気を溜め込んでしまう為に、ほぼ自動的に室内側に防湿シートが必要になります。これはフォームライトSLなど現場発泡硬質ウレタンフォームA種3を採用する場合に、ウレタン製造元も推奨している条件ですので、必ず遵守される事をお勧めします。

問題は、工務店さんにとってこの防湿シートの施工に不慣れで、ハードルが高いケースが多い訳です。こうした場合には、防湿シートを省略でき、かつ、耐震性、断熱性を落とさない仕様を採用する事がお勧めです。

フォームライトSLの施工には、それを吹き付ける対象面が不可欠ですが、合板を使わない場合に、従来は透湿防水シート(タイベックなど)を貼って、そこにウレタンを吹き付ける工法が流行っていた事もあったのですが、この場合、ウレタン発泡時にシートごと通気層側に膨らんで、通気層が狭くなって問題を起こしていました。これも透湿防水シートのメーカーが自主的に問題点を指摘していて、避ける様に指示している訳です。

それでは、どう言う面材に吹き付けるのが良いかという事ですが、私は軟質繊維板(シージングボード)12mmをお勧め致します。これを使った場合でウレタンを105mmの柱幅一杯吹いた場合、1,2,3地域で要求される透湿抵抗値比の基準は満たしませんが、4地区以南の基準は立派に満たす訳です。

●最後に断熱性についてですが、軟質繊維板の通気層面への採用は、私が勝手に推奨している訳ではなく、北欧各国やドイツではその有利さが立証されて沢山使われている事を付記して置きます。そして軟質繊維板の採用によって、断熱性能も少し向上し、ほぼ1,2地域の平成25年基準レベル近い性能に成る訳です。断熱性の向上にはいろいろの手法がありますので、これが絶対と言う事ではありませんが、御宅の立地が4地域以南なら、この手法で、耐震性、断熱性、防湿性をクリアする3拍子揃った仕様となります。

ウレタンと言う材料にもデメリットがありますが、A種3はこの防湿性さえクリアされるなら、地震時の木部との追従性、接着性にも優れていますので、悪い選択ではありません。
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A 回答日時: 2018/5/5 20:30:32
究極の耐力壁はミサワホームの木質パネルです。

1820mm×910mm×91mmのパネルで、すへてを接着剤で接合する構造体はバランスがよく真のモノコック構造を形成します。

筋交いは柱組み方向に並行する応力には対抗しますが、直行する応力には弱いです。

構造用合板は、石膏ボードと拮抗して、直行するフランジ効果を発揮しますので筋交い以上の効果を出す事が出来ます。
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