教えて！住まいの先生

（元）不動産会社経営の宅建士です。
相続時に「上げること」を考えている―――と言うのは、両親側の意向だけ、なのでしょ？

私はコンサルの際は、「相続物件は売却」をお勧めしています。
なぜなら、希望しない物件を相続で受けて保有していて、良いことなど一つもないからです。（相続人間のトラブルの火種発生）

◆仮に、住まないのに保有していれば、固定資産税がかかります。
◆近隣との関係で、トラブルが存在していた場合など、不要な争動に巻き込まれる可能性があります。
◆現代の不動産は、決して「価値」があるとは限りません。

以上のような点から、売却して売却金を現金で受領するのが最良なのです。

また、「相続放棄」もお考えのようですが、それには法規定があります。
———故人（登記名義人）の死去を「知った日から３か月以内」―――に、
家庭裁判所に「相続放棄」の申請をする必要があります。
（何もしなければ「相続放棄」をしたことになりません）

●もっと言えば、「夫の親」であれば、あなた（妻）には相続権が発生しません。
従って、義親の物件の相続なら、あなたは「傍観者」の立場をつらぬくことです。
なぜなら―――親の遺産を狙っている？―――など、痛くない腹を探られ、
疑心暗鬼にさせてしまうリスクがあるからです。

• 参考になる：0
• ありがとう：0
• 感動した：0
• 面白い：0

この回答が不快なら