教えて！住まいの先生

元注文住宅の営業です。
「みんなどのくらいかけてるんだろう」が気になるのは分かりますが、まず決めるべきは「自身の予算」からです。
理由としては「予算」だけは不変だからです。(もちろん、それを決めるための目安にするための質問だという意図も理解しています。)

例えばです。
土地→エリアによってピンキリすぎます。
建物→これもエリアやメーカー、その中身のグレードによって1,000万円とかそれ以上の差が出るケースも往々にしてあります。

完全分離の2世帯を建築しようとした場合、
最低でも50坪の床面積は欲しいところです。
建ぺい率/容積率を50/100の場所で取得するとして、必要な土地が50坪だとしましょう。
極端な比較になりますが、
目黒区→坪300万円オーバーは当たり前 400万超とかも珍しくなくなってきている
浜松市→だいたい坪20-50万円程度？

これだけで
目黒区→土地だけで最低でも15,000万円は必要
浜松市→土地だけで最低でも2,500とか多めにみても3,000万円くらい
で、12,000万円の差がありますよね。

つまり、ここでの質問は既になんの役に立たないものになります。

そういった観点で「予算」というのは実に具体的です。
住宅ローンというのは、当人の社会的属性と銀行にもよりますが年収の6.5倍～8倍程度まで借入することが出来ます。
そこに親が加わるのか、親は贈与と+月々いくらか払うだけにするのか を話し合いで決めることで比較的容易に目安の予算は分かります。

これでも少し難しいと思いますので、まずは最寄りの住宅展示場に行き「積水ハウス・三井ホーム・ヘーベルハウス・住友林業」あたりの話を聞いてくると良いかと思います。

これらの会社の推し出す理由としては
・彼らの建物は最もグレード感も品質も良い、故に建物価格も1番高い
・1番高いが故に、全員に対して「顧客になりうるか」の調べ作業を一緒にしてくれるケースがほとんどです。
・ここで言う「調べ作業」というのは、
「どのエリアに住みたいですか？」「今のところイメージとして完全分離ですか？それとも水周りとキッチンダイニングくらいは同じでも良さそうですか？」「月々のお支払いはどれくらいがいいですか？」「親御さんはどうされますか？そのご年齢と年収だと借入がなければ○年で○○○万円とか借入れ出来そうですけど、今は贈与が×××で〜」
といったヒアリングから適正予算と、「うちで建てるなら」という前提での方針を示してくれます。(予算は全体で○○○○万円ですね、完全分離ということでn坪建てるとすると建物で○○○○万円かかってしまい、残りから土地のエリアを選定すると…＊＊＊の辺りでしょうか？これはありですか？なしですか？仮にですが、月々の支払いを○万円頑張っていただけましたらウチでも###の辺りで住めますね みたいな)

安いところやこれら以外の会社はイケイケゴーゴーの色香が強いのでまずは彼らから話を聞くのが良いかと思います。
彼らもよっぽど無理な顧客だと判断すればしつこく追ってきませんので。

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