教えて！住まいの先生

mika03202001さん、はじめまして。
新築住宅の工事中現場の第3者機関の検査員・熊本市戸建木造住宅耐震診断士・既存住宅現況検査技術者・中古住宅診断(ホームインスペクション)・中古住宅診断士(ホームインスペクター)をやっています一級建築士の田上と申します。

お尋ねの
Q,「中古住宅を購入してリフォームしたいのですが、中古住宅の診断をお願いすると、どんなことを調べてもらえるのでしょうか？」
ですが、

回答は、
A,「中古住宅診断(ホームインスペクション)は、会社によって違いはありますが、第3者的立場から、専門家として、ご購入予定の住宅やお住まいの住宅の劣化状況を

中古住宅診断士(ホームインスペクター)が基本的には、基礎・外壁・屋根・軒天・バルコニー・室内の壁・天井・小屋裏・床下・建具・住設の状態等を目視(非破壊)で住宅診断します。」

そして、住宅診断した結果、現況の建物の状態がわかりますので、ご購入する時の判断基準にもなると思います。

もし、住宅診断(ホームインスペクション)の結果、基礎・外壁・内壁等のヒビ割れで、構造上支障をきたすヒビ割れや柱・壁の著しい傾斜(基準以上の傾斜)や雨漏り等があっても、立地条件等でどうしてもその中古住宅をご購入予定でしたら、それらの箇所のリフォーム工事を優先しなければいけないと思います。

また、構造上支障をきたすヒビ割れや柱・壁の著しい傾斜(基準以上の傾斜)や雨漏り等がなく、中古住宅を購入するとして、たとえば、古くなっている壁・床・天井などの模様替えや住設を新しくするだけのリフォーム工事あれば、模様替えや住設を新設すればいいのですが、

そうではなく、①浴室を現状よりも広くするために洗面脱衣との境壁を取り、BUを設置する ②キッチンや台所と居間の境の壁を取り崩してワンルーム(LDK)にする③居間と和室の境の壁を取り崩し建具で仕切ってワンルームにして、開放感を与えるなどの既存の壁を取り崩して部屋を広げる等の工事をお考えでしたら、

中古住宅診断(ホームインスペクション)だけでなく、耐震診断も併せて、やられた方がよろしいかと思います。

ただ、診断をお願いするとしても信用できる会社がよいかと思います。できれば、中古住宅診断(ホームインスペクション)・耐震診断とも公的認定の中古住宅診断士(ホームインスペクター)・公的認定の耐震診断士がいらっしゃる会社がよろしいかと思います。

たとえば、公的認定の中古住宅診断士(ホームインスペクター)であれば、既存住宅現況検査技術者(建築士しか取得出来ない技術者)、また、公的認定の耐震診断士であれば、都道府県や市町村が認定する耐震診断士（◯◯市戸建木造住宅耐震診断士）です。

公的認定の中古住宅診断士(ホームインスペクター)や公的認定の耐震診断士がいらっしゃる会社であれば、中古住宅診断(ホームインスペクション)・耐震診断とも安心して任せられると思います。

なお、公的認定の中古住宅診断士(ホームインスペクター)、既存住宅現況検査技術者については、

知恵ノートで
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n380150
詳しくご説明していますので、御覧ください。

以上です。お役に立てれば、幸いです。

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