教えて!住まいの先生

Q 一戸建ての自宅の隅に穴が見つかりました。 家の外周に沿って、長さ40cm幅15cm深さ1mほどの穴です。 昨日トピをたてましたが、説明不足な箇所が多かったため再度質問いたします。

自宅は築25年。
建売で、購入後はとくにリフォームしていません。

家の周囲は、狭い通路を囲んですぐに隣家のある住宅密集地です。
水場は近くにありません。


穴は一か所にとどまらず、家の周囲の土のみ緩いことがわかりました。
50cm離れたところではまったく刺さらない棒が、周囲30cmでは深さ30cm~1mほどさっくり深く埋まります。
足がはまることもあります。



先日質問した際に、建設時の埋め戻しの際の締固めが甘かったのでは等のご指摘をいただきました。
その際ご回答いただいた皆様、本当にありがとうございました。


再度業者に依頼をし、現状を調査していただくことになっています。
ただ、すでに修理のための工事ありきで話が進んでいます。

ご近所も同じ業者が建てているため、土地や基礎工事自体にケチが付いて大事になるのを懸念しているようにも思えます。



お聞きしたいのは、もし基礎工事の段階から問題があったとするのなら、この先も同様の問題は起こりうるのかということです。

住み続けることができるのか、引っ越しした方が無難で安全なのか。


我が家もお金があるわけではありませんので、自宅を手放すことは極力避けたいと思っています。


よろしくお願いいたします。
質問日時: 2012/8/19 12:37:52 解決済み 解決日時: 2012/8/20 19:57:15
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ベストアンサーに選ばれた回答

A 回答した人: 鈴木 雅美 さん 回答日時: 2012/8/20 19:57:15
専門家
建築設計・ホームインスペクション(住宅診断・住宅検査)を行っている建築士の鈴木です。

現地の状況を整理して頂いたので、最初のご質問時よりだいぶ状況が把握できました。築25年とのことですので、埋め戻し不良による沈下の可能性は低いと思います。25年の間に雨降って地固まっているでしょうから。

ご質問文(前回及び今回)をよく読むと、穴が空いたのは1箇所だけなのですね?他は土が緩く足がはまる場所もあるので次々と穴が空くのは不安だし、建物まで影響が及ぶのであれば引っ越しもやむを得ないのでは との見解ですね?

話しが少しそれますが、雨漏りの場合を例にとると、雨漏りを止めるのに重要なことは原因を見つけることです。原因を見つけられれば(少し大げさかも知れませんが)9割方直ったと言えるほど、雨漏りは予想を超えたところから漏るケースがあるからです。漏っている場所を特定しない限り、現在漏っている場所を塞いでも他の場所からまた雨漏りします。

同様に、今回の陥没も原因を究明できればあとはその原因を無くす工事をするだけです。最も確実なのは、穴が空いた場所を掘ってみることです。そうすれば、単純な原因であれば一目瞭然に原因究明されます。

次に、新たな情報から考えられることを以下にまとめました。

●建物について
万一何かしらの要因で基礎下に空洞が空きその影響で家周辺に穴が空いたと仮定した場合、現状において以下のような症状はあるでしょうか。
「基礎面に一目で分かるひび割れ」「建具が開きづらい、閉めづらい」「歩いてわかる床面の傾き」・・・etc
もしこのような症状がある場合は、専門家に建物を調査してもらうことをお勧めします。又症状がない場合は、築25年その場所に建っている訳ですからすぐにどうこうなる状況ではないように思います。

建物に問題がないようであれば、まずはひと安心です。次に現在問題となっている穴について考えましょう。

●建物周辺の穴について
今回の新たな情報を基に可能性を考えてみると、①埋め戻し土の影響 ②地中設備配管の損傷 ③その他 などでしょうか。

①埋め戻し土の影響
家周辺と離れた場所で棒の浸入深さが違うようですので、建設当時に埋め戻した土が余り良くない土だった可能性は残りそうです。一般的に埋め戻しに一番適しているのは山砂ですが、良質であれば現場で発生した土を使うこともあります。ただ、現場発生土でも一旦土を乱すとぬかったような状態になる土もありますので注意が必要です。

②地中設備配管の損傷
(1)水道管の損傷
あくまでも可能性の話ですが、水道管に亀裂が生じた場合はその周辺の土が流されて穴があく可能性はあると思います。家中の水栓を閉めてみて水道メータを見てみましょう。パイロットと呼ばれる部品が動いていなければメーター以降の水漏れの心配はありません。よくわからなければ、外の水栓を開けたり閉めたりしてみてメーターの構造を理解しましょう。

(2)排水管の損傷
排水管の一部が損傷していた場合、その穴から周辺の土が流れ出て上部の土が陥没する可能性はあると思います。

③その他
色々な状況が複合的に作用して現状に繋がっている可能性も当然あります。その場合は、やはり現地確認が必須となるのではないでしょうか。

長々書きましたが、やはり現場を見ないことには全く的外れの回答であることも十分考えられますので、売り主及び施工会社に原因及び対策についてまずは相談し、対応方法に納得ゆかない場合は他の信頼できそうな専門家にご相談する形になるのではないでしょうか。

費用もかかることですので、皆さんの意見を1度咀嚼してみてcacoo_12さんがよさそうと思える方法で一日も早く問題が解決することをお祈りしています。
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質問した人からのコメント

回答日時: 2012/8/20 19:57:15

本日、業者の方に来ていただきました。
業者の方が大変親身になって調査してくださり、地面も掘り起こしてみました。
陥没箇所の近くにある雨水枡と地中の雨樋との接続不良で、周辺の土が流れ出ていたようです。
原因がわかったことで工事もスムーズに済みました。

何もわからない状態でとても不安だったのですが、鈴木さんのおかげで様々な可能性を冷静に考えることができました。
本当にありがとうございました。

回答

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A 回答日時: 2012/8/19 14:25:26
昔の建売りでは基礎も手抜きで建てられている物も少なく有りません、まずはお手持ちの図面を持って穴の開いた箇所を掘ってみて基礎の形状が図面通りかどうか確認してください。
ひどい建物では、フーチング(建物の荷重を支える立上り下の横に広がっている基礎底盤)をいい加減に施工して実質立ち上がりしか存在しないような基礎もあります。
その場合基礎立ち上がりの底面を通って雨水が建物下の地盤に入り込み、基礎下に空洞が出来て盛土をのみ込んでいる可能性があります、そうだとするとそのまま放っておくと建物下の空洞化が進み、地盤の沈下につながり建物が傾いてきます。
原因が基礎下の空洞化だったとしたら、業者任せにせず出来るだけ安い金額で出来る対処の方法を一級建築士事務所に相談してください。
お住まいの地域によっては凍結深度より基礎の底版が浅いと、0°以下の気温時に地面が凍結すると、膨張して地盤が押し上げられるため、建物の基礎の底版(フーチング)や水道本管からの横引き給水管は、凍結深度より深いところに設置する必要があります、この繰り返しで基礎下に空洞が出来た可能性もあります。
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