教えて！住まいの先生

その条件なら埼玉ならタワマンも視野に入るほどです。
もちろん一軒家でも行けます。

１、大宮駅
新築マンションが建てられていて、どちらかというと現在はさいたま新都心側の工場跡地に大規模マンションが建っていたりします。中心地は昔からの状況で開発余地があまりありません。ようは古い感じの町並みですね。

東口側には埼玉の歌舞伎町と言われる悪名高いエリアがあります。反対方面に行くと大宮氷川神社のエリアに入り、とんでもなく長い参道に囲まれた少し落ち着いたエリアになります。

・西口
ペデストリアンデッキを中心とした地方の中心都市の様相で、家賃は高め。大宮の表玄関です。高層ビルが若干あるほかデパートなどがあり、かもなく不可もなく。一軒家があまりないのでマンション暮らしです。自家用車があるとQOLが上がります。なくても良いですが、下宿者以外は基本的にみんな持ってます。

・東口
駅前は田舎の中心都市のような感じ。駅前に夜の街があり、検討しないほうが良い。

・さいたま新都心西口
官庁街と高層ビル街ですが、マンションもあります。ただ利点と言ってもそんなにないです。

・さいたま新都心東口
再開発され新築マンションが建っているほか、意外と住みやすいと評判です。ただやっぱり自家用車が正義。さいたま新都心の駅自体はそんなに使い物になる駅ではありません。駅前にショッピングセンターがあります。

・氷川神社周辺
よくある地方都市です。住環境は悪くないでしょう。何もかもが普通です。ちなみに盆栽世界一を謳っています。クルマは…要る。

・旧与野（中央区）
家賃が安くなるので、どうせクルマを持たないと立派な埼玉県民になれないなら、こっちのほうでも良い気はします。生活圏内は大宮です。

・川越との国境線上
川越市と川１つで隔てられた地域郡です。ど田舎です。クルマは必須ですが大宮中心までクルマで１５分以内で、自然緑地なのか山なのか公園なのか分からないところがもりだくさんです。このあたりの問題点として農家の権力が強すぎることと、かなり道が危険で幼児には怖いところです。ロードサイドに家建てなきゃど田舎なので轢かれる心配はないですが、歩行者を考えてない道作りなのでたまに歩道が消えて大型トラックが大量通行します。

電車は川越線しかないですが、この電車は東京まで直通するものもあってお台場、新木場まで１本で行けたりします。大宮までなら１０分に１本くらいあるので、ど田舎の割には充実しています。利点としては川越にもクルマですぐにいけちゃうところです。ちょっと遠出してサイボクハムなど遊び場までクルマですぐ。

とにかくクルマ社会ですがなにげに新興分譲地があったりして若い人もたまに集住してたりします。田舎の魅力が味わいたいならここで。なおここらは元大宮市でしたが、現在は大宮区ではなく緑区など別の区です。大宮勢は儲からない土地を切り捨て、儲かる都心部だけで行政しているとも言われています。税収が高いところに住むのは利点です。便利ですし行政的にも充実しがちです。

・岩槻
穴場の区です。元々は岩槻市という独立国でしたが、合併によりさいたま市に編入されました。大宮と浦和の戦争の係争地で、今は中央区となっている与野と異なり、岩槻はさいたま市内では第三極として独自の文化を維持しています。

旧市だけあって岩槻には中心部もあり、住宅街が広がっていて何もかもが中途半端、よく言えばちょうどいいです。独自のまつりや文化などもあり、路線が中途半端で大宮に一度出ないと東京に行きにくいなどを除けば、いろんな意味でうるさくない土地かもしれません。

ちなみに人形の聖地で人形生産の中心地です。とはいえ特に住民になにか利点や不利な点があるわけでもないです。


２、浦和
浦和は住民の区別選別がありがちです。さいたま初心者や新民の方は大宮にすることをオススメします。ただ最近は浦和駅前もタワマンが建ってきたりして新民が入ってきているので、旧来の人々が大きな顔をできなくなってきていたりもします。都市部でありながら一軒家も多く、物件供給が安定しています。大宮より安い場所も結構あるので、一軒家でクルマライフを前提にするなら浦和もありです。

・高砂地区
浦和の山の手、つまり高級住宅街として有名な台地部分です。浦和駅の西口から県庁あたりまでの土地で、タワマンもこちら側に集中しています。高砂は浦和のすべてを仕切る支配者たちの街で、大宮アンチも多い浦和の旧市民の憧れの街でもあります。学歴競争に鋭く、経済的地位も高い人が多く住んでいます。

一方でタワマンや再開発マンションが大量に建っているため、これらあとから来た金持ちや新民との水面下の戦いがあったりします。別に相手にせず新しい人達と仲良くしていれば問題ないですね。浦和市民の猛烈な反対で、県庁が浦和側にずっと所在していたという経緯もあります。

ただ住心地としては東西あんま関係ないです。大きな商業施設がポツンとあるだけ、あとは住宅街。一応商店街もありますという感じ。良くも悪くも落ち着いています。娯楽はそんな無いのでクルマは必須。高砂の市民ならクルマくらいは当然持つでしょう。

・東口
再開発されて商業施設も一新され、むしろ高砂地区よりもきれいで新しいです。駅前でも一軒家が取得できるほどです。かつては日陰者として高砂民から低く見られていましたが、最近はそんな軋轢も減っているようです。

浦和駅も改築されて電車が一通り止まるようになって利便性も向上しました。しかし大宮のほうがGDPも内容も大規模化していて、少し田舎の感じです。もちろん遊ぶところなどありません。クルマを使いましょう。

・南浦和
安いのに二路線も使えるけど片方は使えないような微妙な路線なので、残るは結局よくある近郊住宅地。良くも悪くも埼玉とはベッドタウンなんだと思わせる古い商業施設がぽつんとあるだけです。クルマが必須みたいなものなので実はそこまで問題はありません。ただ道が激混みするときも。

・東浦和
ど田舎！だからこそ住みやすい。道が広く駅はしょぼい。よくある近郊のベッドタウンです。なにげに遊べそうな自然はたくさんあります。公園という名の土地を囲っただけのような山とかもあります。ロードサイド文化なのでクルマは必須ですが意外とそんなに高くないので場合によっては住みやすいでしょう。変な軋轢もありません。ただまあ越谷や春日部、三郷のほうが人気がありますね。

電車を利用した東京との繋がりを考えたら大宮、浦和、春日部、三郷等に限られるかと。三郷はつくばエクスプレスの影響でかなり発展しました。安いですしね。春日部は温泉もあるし大自然豊かで一応そんなに不便でもないのでオススメ度は高いです。クルマがあれば別に浦和方面からでも余裕で行けます。むしろ春日部市民でもクルマ使わないと温泉行けない距離にあります。


３，川口
蕨（わらび）にしましょう。
川口に住む理由がないならば。そう言われる時代もありました。
中国人がセミとって勝ってに食っててセミ取るなの注意書きがされたなども話題になりました。

と、川口はヤクザと悪名高い中国人の独裁国家として有名ですが、実際にはそんなこともなく、埼玉では数少ないクルマ不要の生活ができます。タワマンの質は微妙なのばかりで、武蔵小杉のハイクオリティなブランドマンション郡とは比較にならないですが、肩をはらない値段感で住みやすいでしょう。

川口市は非政令指定都市では日本で最大の人口を誇ります。人数が多いことは悪いこともいいこともあります。それだけ利便性があるということでもあります。都内より家賃が一段階は安く（埼玉県内では高め）、東京に最も通いやすいというのが最大の利点です。ただ実質各駅停車の京浜東北線しか止まりません。湘南新宿ラインなどめちゃくちゃ速い電車が止まらない不便さがあります。

河川敷があるので何もない草でもよければ遊び場はあります。とはいえ公園が多いかというとそんなこともない。駅前がマンションと文化設備が一緒になった緑地になっていますが、東京のような整備された大きな自然公園に行きたきゃ都内に住むか、クルマを持って都内の舎人公園に遠征にでも行きなさいというがごとく、立派なものはありません。

駅前は便利です。川口キャスティとかいう独自臭のする駅前商業施設もあります。街はフランスを思わせる放射線状になっているように錯覚させる作りです。商店街もあるし、ペデストリアンデッキもあって駅前は歩行しやすいです。

とりあえず川口方面の利点は、東京に出やすい。ただそれだけ。しかしそれが埼玉に住む理由、ベッドタウンとしての最大の利点でもあります。大宮から東京や新宿まで電車で40分くらい掛かるなか、川口は東京ととなり、ほぼ東京です。池袋で基本的にみんな遊んでるくらい近所です。大宮や浦和の市民も結局池袋で遊ぶことを考えると、近さはそれだけ利点になるのです。

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