教えて！住まいの先生

賃貸の管理費（＝共益費）というのは管理費用途では無いです。入居者さんに初期費用を安くして上げるように賃料と分けて設定するのが管理費です。

住みたい人は、ポータルサイトで家賃の安い順に見ていきますよね。
5,000円の差で物件が20件とかありますし、家賃50,000円の方が先に見えて、家賃55,000円はかなり下になりますから、客付けも有利になります。
法的に入居者から毎月取得出来るのは、賃料(＝家賃)、管理費、共益費の３つの項目しか取得出来ないので、管理費や共益費というものに、5,000円を振分けているのです。

同じマンションで同じサイズの他の部屋が55,000円で募集するなら、賃料：50,000円＋管理費：5,000円にした方が毎月の家賃は同じで、入居者が得するので分けるのです。

下記のように支払う金額は、17,500円の差になり、管理費(共益費)が高ければ高いほど入居者が得をするのです。
これは毎月支払う家賃（賃料＋管理費）は変わりませんが、入居時の初期費用を抑えて客付けに有利になるように設定するのです。

◎家賃55,000円の場合
・礼金：55,000円
・敷金：55,000円
・仲介手数料：55,000円
・保証会社費用（家賃の半額）：27,500円
合計：192,500 円

◎家賃50,000＋管理費5,000円の場合
・礼金：50,000円
・敷金：50,000円
・仲介手数料：50,000円
・保証会社費用（家賃の半額）：25,000円
合計：175,000 円

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