教えて!住まいの先生
Q 寒冷地の暖房について質問です。 現在東京に住んでいますが、軽井沢(最低気温マイナス15度になることもある)に戸建てを新築します。軽井沢の暖房について悩んでおり、ご質問させていただきました。
当初は薪ストーブとエアコン1台で暖房する予定でした。
ただ薪ストーブがどれくらい暖かいのか、初心者に扱えるのか?不安になり、床暖房も入れなくてはならないのでは?と迷い始めてしまいました。
犬がいるので滑らないよう、床はLDKはウールカーペット、水回りはコルクフローリング、個室は杉の無垢フローリングになると思います。
薪ストーブは諦めたくない、エアコンは必要だと考えています。
熱伝導率が低い素材の床にすれば、薪ストーブとエアコンで十分でしょうか?
床暖房はオーバースペックでしょうか?
ご回答よろしくお願い申し上げます。
断熱等級を上げるとなると壁の厚みが増すと言われ、それは避けたかったので、ヒートG2程度で話が進んでいます。窓は全てトリプル樹脂サッシにする予定ですが。(※現状は外壁の厚みは柱芯から室内の仕上げ面まで65mm)
情報が足りなかったようで失礼いたしました、さらなるアドバイスお待ちしております。
ベストアンサーに選ばれた回答
我が家は新築9年目、高気密・高断熱に主暖房として薪ストーブを入れています。延べ床面積は70坪程度になります。床暖房はいれていません。
薪ストーブの導入は決まっているとの事。
御存じだとは思いますが、基本的に薪ストーブと高断熱・高気密住宅は相容れません。質問者様の住宅の気密性(C値)はいかがなものでしょうか?
おそらく、工務店は高気密・高断熱住宅と薪ストーブの関係は十分承知の上での施工だと思います。つまり薪ストーブ使用と室内負圧の処理を綿密に計算して施工しているかどうかということです。
上記、負圧と薪ストーブの処理を適正に行っていると仮定して、暖房について述べたいと思います。
薪ストーブはメリットとデメリットがはっきりしています。もし、デメリットの面を克服できないようであれば薪ストーブ暖房の導入は難しいです。
主なデメリット面として
・燃料の調達が環境、様々な条件により制限される。全部購入ならば、大体電気、灯油の2~3倍のコストになる。好条件に恵まれると燃料費は無料になる。
・常時のメンテナンスが必要になる。灰捨て、薪の準備、ストーブ周りの掃除、薪の虫対策、シーズンオフの煙突掃除等
・基本的に耐震性能はない。燃焼途中で消火することはできないので、燃焼中に大地震に見舞われたらなすすべはない
以上のようなものです。これらを克服できるのであれば、快適な冬季の暖房を得られることと思います。
尚、全部屋を暖房するような大型の薪ストーブ1台はカロリーベースで一般的な石油ファンヒーター10台程度のパワーがあります。
我が家は、高気密住宅として天井裏に大型エアコンを備えていますが、冬季はブレーカーをオフにしています。夏季の冷房のみ使用しています。私の住んでいる地域も真冬は-15℃くらいになりますが、薪ストーブのおかげで全部屋20℃以上、リビングや2階は25℃くらいをキープしています。薪は全て自前での準備ですので、無料です。薪の消費量は平均すると一か月1トン程度です。10月下旬~4月一杯が薪ストーブ使用になります。
尚、近隣でペレットストーブを使用している住宅がありますが、燃費が悪く、燃料単価も高いです。また、一度にロードできる量が薪ストーブよりかなり少ないので、寒冷地向きではありません。販売している店も限られています。軽井沢のような寒冷地ではペレットストーブよりもパワーがある薪ストーブをお勧めします。
質問した人からのコメント
回答日時: 2024/2/12 12:31:52
多くの方から詳しくご回答をいただき誠に感謝いたします。
ベストアンサー選びは大変迷いましたが、薪ストーブについてだけでなく、換気についても詳しくご回答くださった方にさせていただきました。家づくりにおいてこれからも沢山の迷いがあると思いますので、また機会があればご教授いただけたら嬉しいです。対応が遅れて回答できなかった方にお詫び申し上げます。ご回答ありがとうございました。
回答
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床暖房は無垢材だと反りが出やすいとのことで、我が家はLDKに温水式床暖房を採用するにあたっては挽板にせざるを得ませんでした。(ハウスメーカーの担当曰く、隙間ができたり軋んだりするとのこと)
また床暖房は建物の躯体を暖めるものであり立ち上がりが遅いのでエアコンのようにすぐに暖まるわけでは無いのでその点はご留意を。(薪ストーブも輻射熱によって徐々に部屋を暖めるためエアコンのようにすぐに暖かくなるモノでは無いかと思います。)
床材は材質的に柔らかい杉とのことなので、堅い床材よりずっと暖かく感じるかと思います。
加えて立地と採光ですが、日中に南側の窓から日差しを多く取り入れられるようなら、晴れた日はあまりエアコンの負荷も高くならないまま気温が下がる夜まで室温を維持出来ると思います。
薪ストーブの場合は第1種換気にはできないでしょうから、エアコンの台数追加、もしくは規格の大きめのものを採用、または別の熱源を追加するしかないんじゃないかと思います。
以上をふまえると、室温が暖かくなるまでの立ち上がりだけの暖房として、ガスファンヒーターが良いんでは無いかと思います。
我が家も床暖房とエアコンでも肌寒く感じる際にガスファンヒーターを1台使用することで40坪以上の平屋内の室温を快適に維持出来ています。
プロパン地域で基本料がかかっていますが短時間の使用が前提で、2万円ほどの小さなサイズで省エネタイプなのであまりガスを消費しません。
https://item.rakuten.co.jp/mot-e-gas/10002850/?scid=af_pc_etc&sc2id=af_101_0_0
(最初にガス栓とコンセントを施工しておく必要がありますが、灯油と違って給油しなくてよいので手間がかかりませんし即暖です。)
薪ストーブはいいと思いますが気密性との関係があります。また燃料の調達が容易かどうかも大事な所。近所にも薪ストーブの家庭がありますが、薪など燃料の調達が厳しいようです。また薪ストーブは部屋の中で燃焼させますね。室内の空気を燃焼させるわけです。気密性が高いとどうなりますか。薪ストーブのつもりで家を建てているのなら構いませんが。薪ストーブに変わるものとしてFF 式灯油ストーブがあります。信州にスキーに行った民宿では多く見かけました。これは薪ストーブと同じように煙突が必要です。でも室内の空気は使いません。外気を使います。私なら薪ストーブよりこちらを選びます。
とにかく薪ストーブかFF 式ストーブがあれば エアコンは不要です。エアコンは効率も悪い。資金に余裕があるなら床暖房、またはホットカーペット(電気)があれば十分。但し床暖房やホットカーペットは部屋を暖めるための物ではありません。直接触れて直に暖かさを感じるものです。この使い方ができなければ意味はない。これまた、往々にして使い方を間違えている人が多い。
ペレットストーブと電気床暖房です。
10年以上前に建てましたが、高気密高断熱と言われました。
その頃はエアコンつけているお宅はほとんどなくて
うちも付けなくてよいと言われてつけませんでした。
寝室には蓄熱暖房がありますが、寝てるとあつくて使っていません。
床暖房は寝るときと、泊まりで出かける時だけスイッチいれています。
室温が下がりすぎると温め直すのに時間とパワーがいるからです。
近所の別荘使いのお宅も冬は床暖房入れっぱなしで帰られます。
薪ストーブはとても素敵だと思いますが、薪の用意を考えると
無理だと判断しペレットストーブ(煮炊きができるタイプ)にしました。
停電したら使えないのがネックですが、使い勝手には満足しています。
貯木場に行けば無料で原木はもらえますが、自分で薪にしなければならず
腰をやられる人も少なくないです。
メイン暖房にするなら薪割道具(機械)の導入も検討してください。
薪を作っても2年ほどは寝かせて乾燥させる必要があるそうですよ。
ここからは蛇足ですが、最近建築されるお家は駐車場周りを
コンクリで固めるのですが、夏は暑いし冬は凍ってツルツルだしで
おすすめしません。
薪ストーブは着火時の手順と煙突のメンテと薪の供給と保管が難儀ですが点火中は鬼のように暖かいですね。設置部床下の基礎部分にまで遠赤外線効果が到達するため消化後もしばらく地熱で暖かいです。調理も加湿も自在ですし。火の番してるとオデコまで火照ってきてしばらく外の雪で涼まなきゃなんないくらいです。
床暖房は国際的な基準では床の表面温度が19℃~26℃とされてますが、日本の床暖房はこれを超えてかなり床の表面温度が高いです。
ワンちゃんがいらっしゃるなら、熱くなりすぎる床は良くないです。
薪ストーブは大変です。
ペレットストーブはいかがでしょうか?
自動化されたモデルはスイッチぽんで点火できます。
灰もほぼ完全燃焼で少ししか出ません。
部屋にあった大きさを選ばれればよいです。
薪は管理が大変ですがペレットは保管も楽です。
寒冷地ならなおさらです。
布基礎とのことで、ローコスト住宅だとは思いますが、床下の断熱性能も期待できなさそうなので、低断熱な家で床暖房にしたら暖房費がかかり、1シーズンで辞めてしまう恐れもあります。
しっかり床断熱していたら、床暖房はおすすめです。
できるだけ広く施工して、寒さも暖かさも感じない程度の温度にしたら、空気しか暖められないエアコン暖房より効率がいいですから。
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